西瓜糖の日々の泡

6.2(火)

健やかな目覚め。酒を抜くだけで、こんなにもいつもと違うのかという事を実感。

体調は良くなったが、気温にやられてしまいヘトヘトで労働から帰宅。

暑かったので冷えた発泡酒を流し込んでみたいところだったが、今日も念の為、禁酒。夕方のソワソワをノンアルコールビールでごまかす。体調が戻ったおかげか、キンキンに冷やして飲んだからかはわからないが、今日の方が美味く感じた。でも500mlもいらん。

夕飯後、買う物があったのでキリン(ドラッグストア)。それからウェイ(書店)。久しぶりに映画をレンタルした。

自宅に戻り読書。この間からちょくちょく読んでいた米澤穂信「巴里マカロンの謎」を読み終える。面白かった。古典部でハマったクチで、「秋季限定〜」がマイベストな僕なので米澤穂信のこの感じはストライク。

酒を飲まないと夜が長い。


6.3(水)

明け方近くに一度目が覚めてしまって、それからしばらく眠りに戻れなかった。しまおまほの小説「スーベニア」をパラパラと読む。1時間ほど読んだところで眠気が来た。

労働して帰宅。ネット通販したモニタースピーカーが届いた。給付金の使い道で悩んでいたが、悩みに悩んで機材に投入。まだ全額使っていないので、残りを何に使うかが悩ましい。しかし、嬉しい悩み。

エージングまではいかないが、音が出るかのチェックがてら1時間ほど仮でミックスしてみる。ついでにエディット。小さいサイズの割にけっこう大きな音が出るので、妻が迷惑そうにしていた。買ったものの、音量の問題で本格的なミックスは「自宅でいつでも自由に」というのは厳しそう。


ノンアルコールデイを続ける。眠くならないので「エイスグレード 世界でいちばんクールな私へ」という前から気になっていた映画を見る。誕生日パーティーの地獄っぷりと車のシーンの男側の無自覚なハラスメントを見せつけられる、２つのシーンででいたたまれなくなった。宇多丸がたまに言う「これはお前だー！」という指を指してくる映画だった。

映画を見ている間中ずっと娘が隣でiPadを見ていた。「寝室に虫が出る」という謎の言い訳で寝ようとしなかった。映画の終盤、時間も時間だし、さすがにウトウトしていたので、「布団に行きなよ」と声をかけると、半分寝ながらでも「虫が出るから、怖いし嫌だ」と頑なに言い続け、そして寝た。娘が僕の隣で寝たりする事は限りなくゼロに近い。これは、この夜起きた御坊の奇跡。