2017年07月25日

情熱をなくさないで



このblogを始めた当時の目標は、

いこらブログランキングで

・1位を取ること
・ウインズ平阪よりも上位になること

だった。


「更新をしないといけないな」と思いながらも近頃は筆が進まない。

当たり前の話だが、更新が少ないとアクセス数が激減してランキングが400位くらいに平気でなってしまう。なんとかしないといけない。

頻繁に更新している時期もあったが、それだけではやはり上位には入れない。

なので、常にランキング上位にいる方々を尊敬している。

どうやって上位をキープしているのか方法を本当に知りたい。このままでは来世紀になったとしても目標を達成できないだろう。

やはり私のblogの内容と人格が悪いせいだろうか。本当にそうだとしたら絶望的だ。





春頃に、知人の所属するバンドがコネを使ってCDを全国流通で発売した。しかも某ミュージシャンのプロデュース。

昔からの知り合いなので「あれ?そんなに熱心に活動してたかなー。そもそも、そんなに音楽好きだったっけなー」と思ったが、善人である彼は「これ、ちょっとやりたいなー」と思ったら各方面にパイプがあるので、地道にコツコツしなくても三段飛ばしでなんとかなる。昔からそうで、本当に羨ましい。


blog、Twitter、Facebook、LINEなどありとあらゆる方法で猛烈にプロモーションしていたので、目に入ってしまったのだが、そこに共通の友人・知人達が

「買います!」
「楽しみです。」
「才能あり過ぎー!」
「何でもできるんですねー!」
「アメイジング!」
「私、知り合いのお店に置いてくれるか、聞いておきます!」
「抱いてhold on me」
「TSUTAYAに置いてるの?」
「Amazonで注文できるの?」

などコメントをドシドシばかすか書き込んで賑わっていた。(Facebookでは、いいね!が1000件ついていた。)


私もCD-R「songbird EP」シングル「からっぽの部屋」を発表する時は同様に猛烈にプロモーションしたが、どの媒体も反応は薄く、Facebookはコメントが0、いいね!が7件だった。レコ発のライブも私の客は2人だった。


完全なる敗北だ。

しかし、これこそ自分の音楽性、人間性の悪さが原因であろう。

彼・彼女達は、明るく楽しく前向きで人を応援する歌を歌っている。人生は美しいと歌う。恋は叶うものだと言う。

私の様に暗い歌ばかり歌ったり、ステージで下品な事を言ったり、酒を飲んで悪態をついたり、人が驚く様なノイズを出したりしない。

因果は応報するのだ。


しかし、こうも人間性の違いでの反応を見せつけられるとさすがに苦しく、先週あたりまで本当に落ち込んで、絶望したり、自分の振る舞いを反省したりしていた。


しかし私の絶望なぞ「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のケーシー・アフレックや、イラク・モスルの人達や、シリアの問題に比べれば遥かに可愛いもので、blogに厚かましくこんな事をつらつらと書いているのが段々と恥ずかしくなってきた。

もっとハツラツと元気よく前向きで健全に生きようと思う。  


Posted by スギーリトルバード at 19:59Comments(0)日記

2017年07月21日

嬉しい事や悲しい事が待っている



忌野清志郎が死んだ時、私は何も思わなかった。

友人との旅行中で、その帰りの車中で友人の携帯電話に別の友人から連絡が入り、それで訃報を知った。その友人は涙目になっていた。私は「そうか。残念だね。」とつぶやいただけだった。



大滝詠一の訃報を知ったのはTwitterだった。

「デマかな」と思い、ぼんやりしているとテレビのニュース番組などでも流れ出して段々と現実味がわいてきたのをおぼえている。その後、友人に会ったら「ニュース番組を見ていたら泣いてしまい、妻に気持ち悪がられた」と話してくれた。私は「死因が冗談みたいで大滝詠一らしいな」というツイートにウンウン頷いただけだった。


どちらも尊敬しているミュージシャンで神様みたいな存在だったので、私も悲しかったが、みんなが感じるほどは悲しんではいなかった気がする。





日課である音楽サイトのニュースをチェックしていると、昨日と今日と続けて2人のミュージシャンの訃報を知った。

1人は京都の若いミュージシャン。

所属しているバンドのグループ名をなんとなく見たことがある程度で、音源やライブは勿論まったく知らない。某音楽ライターの追悼ブログも読んだ。



もう1人はアメリカの超有名バンドのボーカリスト。

私は好きではないが、私の世代には神様の様な存在であると思う。周囲にもこのバンドが好きな人がたくさんいる。今日は皆が追悼している事だろう。



私から遠いこの2人のミュージシャンの訃報がなぜかとても悲しかった。

下手すると涙が出そうなほど、心にズシンと重い何かが入り込んできた。

尊敬するミュージシャンの時よりも悲しかった。

理由はわからない。

人の心は不思議だな、と思った。  


Posted by スギーリトルバード at 23:14Comments(0)日記

2017年07月14日

パーフェクトヒューマン



「アベ政権の支持率が30%台になりましたが、まだそんなにも支持している人がいて悲しいです。」

というものを見た。一言一句正確ではないが、ほとんどこのままで、意味は絶対に間違っていない。





私の父親は自民党支持者だ。

父なりに考えもあるようだし、誰かに強制されたわけでもなく、父の意思でそうしている。ニュースソースなどは偏っていると私は思うが。


たまに実家に帰れば、テレビを見ながらくだらないことを言うので私とよく口論になる。(私は安倍首相のことは気に食わない。やり口がせこい。やるならこちらが呆れるほどの大悪党のやり方すればいいのに。)


だけれど、それで父親のことを嫌いにもならない。それぞれの考え方があるだけだ。





貴様らと政治的に立場が違うだけで、悪いこともせず、真面目に懸命に生活している私の父親を貴様らは悲しいというのだ。30%の側にいる人を悲しいというのだ。

よくそんな物の言い方ができたものだ。

私の父は悲しくなんかない。

人が少しでもずれた事を言ったり、自分の意見側にいないと徹底的に叩き潰しにかかる貴様らがどれだけ立派な人間なのか、誰か私に教えてくれ。



  


Posted by スギーリトルバード at 23:01Comments(0)日記

2017年07月12日

ドゥユリメンバーロックンロールレディオ



以前よりラジオがずっと好きになってきた。

radikoというアプリケーションが便利でとても使い勝手がいい。プレミアム会員になればエリアフリー、タイムフリーで聴取できるようになったので、以前から気にしていた番組も聞ける。それでより身近な存在となったのだ。

最近は何事も痒いところに手が届きすぎるので便利半分恐怖半分といったところだ。諸々の心の狭い人間が多くなったのはこの辺りが原因だと私は睨んでいる。お客様は神様じゃない。




最近のお気に入りはTBSラジオの「オーディナリーミュージック」という番組で、毎週日曜日と月曜日に様々なゲストが番組内の音楽を選曲する、というもの。

元々、他人がチョイスする音楽(DJやミックスCD・テープ、spotifyのプレイリストなど。spotifyのはイマイチなのが多いが) を聴くのが好きなので、毎回興味深く聞いている。

私はかなり保守的なところがあり、自分主体だと無難なところにしか手を出さない。冒険心がない。

ラジオなら、向こうから勝手に知らない曲がやってくるので、なかなか手が出ないジャンルも面白く聞ける。あとは、CDなら飛ばしてしまう様なつまらない曲も最後まで聞く。面白いばかりはつまらない。つまらないという事も豊かさの1つだ。




ここ最近で1番良かったのは横山裕章さんの回。


全編にわたりアンビエント、ドローン、ミニマルミュージックばかりを選曲。(プレイリストを見たが、マックスリヒターしかわからなかった。)


私は労働中にタイムフリー機能で番組を聞いていたのだが、気持ち良くて気持ち良くて作業中にクラクラして白目を剥いた。

単純作業と上記の音楽は相性が良くて作業効率が上がると思うので、日本中の工場はアンビエントミュージックかミニマルミュージックを流せばいいと思ったほどだった。もしくはハードコアなテクノかハウス。


全国民がもっと豊かな音楽を聞いたり興味を持ったりすれば、政治も経済も確実にまわるor変わる、と私はずっと思っている。  


Posted by スギーリトルバード at 19:37Comments(0)日記

2017年07月08日

心象風景周遊中



当ブログをご覧の皆様、お久しぶりです。ご機嫌いかがでしょうか。九州の方々には無事を祈ります。本日もリラックスして最後までお楽しみ下さい。

アベ政権のせいで原付のヘッドライトが切れて困っているスギーリトルバードです。





普段はアホみたいに口を開いたまま原付にまたがり、御坊の街をのらりくらりと通勤しているのだが、ここのところは雨が続いているので妻の軽自動車で通勤している。(マクラに書いた通り、原付のヘッドライトが故障していて修理中、という理由もある。)


半年ほど前に購入したこの車には、CDを録音する機能があるカーナビゲーションシステムが搭載されているのでコーネリアスの11年!ぶりの新譜「MELLOW WAVES」を録音した。車中は6月後半から毎日そのアルバムが流れている。(以前の私達の車のカーステレオは、CDが壊れて聞けずにMD!を聞いていた。友人のセレクション。)

ゼロ年代前半に流行したシンガーサーフライダー達の作品にありそうなタイトルだが、タイトル通りメロウな楽曲が揃っている。ウェイブは音の波形のことだ、と勘違いした深読みしても楽しい。

前々作「POINT」前作「SENSUOUS」で確立されたコーネリアスの音楽性は変わらず今作も前作の延長線上にあり、目新しい変化はパッと聞いただけでは皆無だ。それよりもより深いところにいった印象だ。

コンピューターのソフトで徹底的にデザイン、設計、計算された「THE音響芸術!!」いうイメージだが、ちゃんと聴くとものすごくポップで、難解さとポップさが入り混じっている。そこの部分が私はとてつもなく好きだ。なんだかんだ言っても「歌もの」であるところも。

難しいことをやさしく、やさしいものは深く、深いものはおもしろく、という感じだ。(これを言ったのは誰だったか。)

何事も難しいものを難しいままやるのは簡単で、ポップさと高度な技術などが並列にあるものは少ない。アイデアや発想や表現方法が良いのだろう。私は生まれつき頭が悪いので、その辺のことはよくわからないので専門家にまかせよう。

とにかく何周聴いても飽きないし、一周目は聴くのをやめたくなくて最後の曲が終わるまで意味もなくドライブをした。今でも少し遠回りして家に帰ったりする。

たくさん音楽を聴いてきたが「まだこんなティーンネイジャーの様な気持ちで音楽を聴けるのか!」と思うと不思議だ。



一億総活躍だかなんだかのダサいスローガンに従って、現在の我が国の国民は、全員が何かしらの評論家気取りになり、知識も経験も文章力もないのに、これ見よがしに星をつけたり評価をしたりしている。

そういうのはプロがいるので、プロに任せようじゃないか。

というか単純に「お前のクソみたいな感想なんか聞きたかねえ!」と私なんかは思うので、みんな普通にただ音楽を聴いて、楽しく踊ったりはしゃいだりしようよ。

  


Posted by スギーリトルバード at 12:56Comments(0)日記