2018年12月31日

12月31日の記事

12.30(日)

iPhone洗濯事件で朝まで気絶してしまった。朝、目を覚ましてもまだ現実感がなくショックはショックだったが、こればかりは仕方がない。iPhoneが無いと手持ち無沙汰感が物凄くて、何をしていいかがわからない。ぼーっとしている間に昼ご飯の時間になり、みんなで食べて、居ても立っても居られなくなった私は鳥取市内にあるソフトバンクショップに向かって新しいiPhoneを購入した。

手続きは思っていたよりもスムーズに済んだが、バックアップを疎かにしていたのと、iPadを購入した後の紐付け方の問題で、iPhoneにあった連絡帳と写真が全て消えた。

友達がいなくなったので連絡帳を失ってもショックでも何でもなく、むしろ断捨離気分だった。今はLINEがあるしSNSもあるので電話番号が消えても連絡くらいはできる。ただ、今は会うことが難しいミュージシャンや有名人の電話番号は勿体ない事をしたと思う。でも、またどこかで顔を合わせられる様に、音楽を頑張るしか無いと思う。

写真が消えた事は本当に大きなショックで、ソフトバンクのカウンターでまた気絶しそうになった。娘との写真も妻との旅行の写真も全て失った。バックアップを取る事を怠った私が悪いが、まさかいきなりこんな事態になるとは思わないじゃないか。

そんなショックの中、新しいiPhoneを手にしてブログに経緯を書く。とにかく無心で書いたり、設定を変更してり、アプリを取り直したりした。あっという間に3時間近く経っていた。

夕飯後なんとなしにやる事もないしレコード大賞を見た。歴代のアーティストを振り返る様な映像がたくさん流れたが、映像が現在に近づく程明らかに楽曲のレベルが落ちていて"日本の音楽というものは完全にガラパゴス化したのだな"と実感。2000年以前はまだ作曲家というものが存在していて、芯のある音楽がたくさんあった。

某アイドルが「未来はそんな悪く無いよ」と歌ったが"楽曲やダンスや歌唱力を人数で薄めに薄めて本番はリップシンクをブリバリのグループが何を言っているんだ"と思った。モーニング娘。がその走りではあると思うが、同じパフォーマンスでもかなりフェーズが違っていて驚いた。モー娘の頃はまだ荒くて、今から振り返れば微笑ましいくらいだ。その後、ウインク!が出たが、ちゃんと歌っていてオバサンの方がはるかに腹が座っていて、パフォーマンスとしては段違い。日本の庶民はどこを見ているのか不思議で仕方がない。エグなんとかという男性グループも、USトレンドをトレースしているつもり、かも知れないが全然できていないし、むしろ韓国のレベルにも程遠くて鼻で笑ってしまった。政治界と同じでエンタメ界も上の方がアホ過ぎて話にならない。クオリティをさておいて商品を買ってしまい、あいつらに胡座をかかせた私達に責任がある。いい加減、私達はそれに自覚的になった方がいい。環境は人が作る。



12.31(月)

割と早く目が覚めて、和歌山に帰る準備をする。自分の荷造りは早い目にできるのだが、妻の実家は農家さんなので毎度、車に積みきれないほど米や野菜をたくさん持たせてくれる。食費が浮いて助かるし、娘や孫に自慢の野菜を食わせたいのもわかるが、乗らないものは乗らない。娘や孫を思う気持ちで車のスペースは大きくならない。乗らないものは乗らない。乗らないものは乗らない。


今回の帰省での最後の食事を済ませ、妻と孫との涙の別れのシーンを見届けて、車を走らせる。鳥取道は阪和道と同じで途中から一車線になる。そして、大体はびっくりする様な神経の持ち主が乗る車に捕まる。100キロ近く50台くらいを引き連れる先頭に立っても平気。何度かあるゆずり車線にも絶対に入らない。法定速度は守っているので誰も責めることはできないが、モヤモヤする。

なんとか鳥取道をやりすごし中国道に入る頃にはスイスイと進みんだ。そして、一旦、大阪に寄る。恒例になりつつある私の叔父さんの家に行く。一時期は連絡が途絶えていたが、ここ数年はお盆や正月に寄ることにしている。従兄弟の子供も私の娘と年が近いし、身内が少ないので、娘にも親戚と触れ合って欲しい。私は友達がいないので、大事にすべき人間関係はもう血縁だけだ。

叔父さんの家でご飯を食べたり風呂に入らせてもらったりしていたら、従兄弟も来てくれた。子供達もいたので娘も遊んでもらって楽しそうだった。完全に正月感があって「顔を見せてよかったな」と思った。  


Posted by スギーリトルバード at 21:17Comments(0)日記

2018年12月30日

12月30日の記事



12.28(金)

調子に乗って飲んだせいで二日酔いのフラフラの状態で、午前中は工場の大掃除。これにて本年の労働は終了。ニコニコと帰宅して荷造りをして食事をすませ、一足先に鳥取に里帰りしている妻と娘の元に向かう。

いつも混む宝塚もなんなく通過して、特に渋滞もなく順調に高速道路を進んでいたが、岡山県と鳥取県の境目くらいの山間のトンネルを抜けるといきなり物凄い積雪、さらに吹雪いてきた。 「川端康成かよ!そしてレヴェナントかよ!」と叫びながら車をゆっくりと慎重に走らせた。

命からがら鳥取市内に入ると嘘のように雪がなくなって妻の実家に到着。娘と涙の再会をすませ、義母からアルコールや晩御飯など至れり尽くせりのサービスを受け、運転の疲れもあり早い時間に気分良く就寝。



12.29(土)

連日の寝不足と前日の疲れでかなり遅くまで寝る。起きて窓の外を見ると雪、雪、雪。白銀の世界。歩くと足が埋まるくらいの積雪でヒャーヒャー言いながら騒いでると、義父や妻は「これぐらいじゃあ…」という感じでこちらを見ていた。だけれど和歌山生まれの私には相変わらず新鮮な風景で、娘も長靴を履いて一緒に遊びまわった。

昼飯をみんなで食べて、私達家族は少し山奥の温泉を目指す。妻が温泉好きの私のために調べていてくれていたらしい。かなり山奥にあるみたいでどんどんと雪が多くなる。漫画や「デンデラ」という映画か日本画のような山間の雪景色で「こんなところで車が止まったら確実に1時間で死ぬな」と思いながら車を走らせる。そして湯谷温泉に到着すると、なんと休業! ネットの情報と違っていた。何を言っても仕方がないので簡単に諦めて鳥取市内に戻り、スーパー銭湯的な温泉施設「ぽかぽか温泉」を楽しんだ。私は来る度に来ているし慣れているので逆に良かったかも知れない。しかし湯谷はかなりいい雰囲気だったのでリベンジしようと思う。あの雪景色で露天なんか絵に描いたようなものに決まってる。私はとにかく、つげ義春「貧困旅行記」に出てきそうな湯が大好物なのだ。

風呂から上がって、温泉と同じ敷地内にあるブックオフを物色。カエターノ・ヴェローゾ「ノイチス・ド・ノルチ」とエッソトリニダードスティールバンドのCDと「水木しげるの遠野物語」を安価でゲットして妻の実家に戻る。娘と一緒に昼寝をした。

夜は妻が同窓会に出かけた。会場が駅前の繁華街だったので私も一緒に出かけ、同窓会の間、一人行動を楽しんだ。まず"鳥取と言えば"のボルゾイレコードに寄り、商品をいくつか視聴させてもらいながら雑談してOLD DAYS TAILORのCDを購入。オーナーにオススメの居酒屋も教えてもらい、挨拶をして「また来年」と言って店を後にした。晩飯がてら勧められた「ひょっと子」という店に向かったが満席。ここもカウンターだけの昭和感のあるいい雰囲気だった。

仕方がないのでグーグル先生で調べると、駅の本当の目の前に立ち飲み屋があるというので向かう。大阪・京橋にあるような10人も入ればパンパン!という感じの立ち飲み屋で入ると、常連と出張組が和気藹々と一杯やっていたので良い雰囲気だった。勧められた地酒を3杯飲んだところで妻から連絡があり合流。妻は娘を連れて行っていたのでかなり早い目の退散。しかし私も1人で黙々と飲んでいたせいか妙に酔いが回っていたので結果オーライ。それで私の初の鳥取駅前酒場紀行は終了した。

帰宅して家族3人で風呂に入り、義理の弟の部屋でPS4でバトルフィールドというゲームをプレイしてもらって見ながらビールを飲んでいると、義母の叫び声がした。なんだなんだ、と様子を見に行くと、洗濯して干していたら「私のズボンのポケットからiPhoneが出てきました」と言う。iPhoneはビッチャビチャのグッチョグチョ。私はショックでそのまま気絶してしまった。

  


Posted by スギーリトルバード at 16:04Comments(0)日記

2018年12月28日

12月28日の記事

12.25(火)

ランキングの事を考えてはメモをする。メモをしてはランキングを入れ替える。という事を一日中繰り返した甲斐があって、良いブログが書けたと思う。ランキングも納得のいくものになった。私はもうブログを面白く書く事以外に充実感を得ることがないし、やりたい事がない。ライブなんかしても、客も入らないし、誰かが褒めてくれるわけでもない。CDも売れない。ブログだけが生き甲斐だ。これで読んでくれている人が面白く感じていないなら、生きる目的がなくなってしまう。生きていくっとことはとってもみじめなことだろう。だから親愛なる人よ、その間にほんの少し、人を愛するってことをしっかりとつかまえるんだ。


23日放送分の「オーディナリーミュージック」がサニーデイ・サービスの2人がバックトゥバックスタイルで交互にクリスマスソングを選曲するというのでタイムフリーで聴く。このスタイルは互いの個性が物凄く出て面白くて最高だった。今後もこのスタイルを時折でいいのでやって欲しい。キングオブコンビニエンスのアーランド・オイエの「ラストクリスマス」のカバーとジャッキー吉川とブルーコメッツの「赤鼻のトナカイ」が心に刺さった。サニーデイのスタジオライブも2曲あって最高の1時間だった。

夜は、妻と娘がいないし、私は1人では靴下も脱げない甘ったれなので、実家で風呂と飯の世話してもらう。それから自宅に戻ってミックス・編集作業をした。1曲集中の短期決戦作戦を取ったが、早い段階で行き詰まり、小一時間で潔く諦めてテレビを見ながら「俺には才能が無い」と泣きながら飲酒した。すると、バチェラージャパンシーズン2に出ていた若様aka若尾綾香さんがさんま御殿に出ていて驚いた。妻とバチェラー仲間のTP先輩にさっそく連絡。2人と何往復か楽しくやり取りをした頃に酔いが回ってきて気絶していた。


12.26(水)

ダイナマイトエクスタシー、乳川柳、などで年末感を味わう。アトロク月曜日もタイムフリーで聴取。DJファンシーショッパーさんのリスナーのリクエストに応えて曲をかけるというコーナーなのに、リクエストにほぼほぼ応えないDJプレイで腹が千切れるほど笑った。絶対に無駄になるのにリクエストの電話をつなぎまくるスタッフにも狂気を感じて本当に笑った。2月のバレンタインキッス祭り(地獄)も楽しみ。ブギーバックオンリーもかなりの狂気なのでまたやって欲しい。

あとDJ大自然のクリスマスミックスも最高だった。中盤の中米で固めてきた辺りは悶絶した。私も一時期はクリスマスアルバムやソングを収集していたが最近はサボりがちなのでまた復活させねば。ちなみにジェイコブ・ミラーの「wish you a merry chirstmas」が1番好き。昔バンドでもカバーしたくらい。「オーディナリーミュージック」もそうだったがクリスマスソング特集はどれも本当にハッピーなバイブスの曲ばかりでアガります。


労働後は前日と同じく実家にて飯をすませ、風呂の日なので宝の湯へ行く。サウナ&サウナ&サウナで整いまくりの90分。一年の掃除として垢すりもやりたいところだったがやめておく。そして無料券ゲット。その後は244君の家にお邪魔して、とても面白くて楽しい時間を過ごした。遅くまでラーメンズとアイドルの話で(私が)異常な盛り上がりをみせ、またしても深夜まで居座り迷惑をかけてしまった。毎度すいません。アルコールが入っている酩酊状態ならまだしも、酒も飲まずにあんだけベラベラと喋るんやから不思議でしゃあない。私の精神構造は一体どうなっているんだろう。


12.27(木)

朝イチ、妻からLINEが来たので開くと「バチェラージャパンシーズン3のバチェラー決定」のニュース。今回は初代・久保さん寄りな爽やかイケメン。狂言とか歌舞伎の家元にいそうな顔立ちで、これは期待ができる。早く配信して欲しい。シーズン1とシーズン2をまた見直して復習しておかねばならない。

勿論、TP先輩にも連絡。先輩も狂喜乱舞している様子で返信をくれた。今年最後にビッグニュースが舞い込んで浮かれ気分になってきた。そして2019年は最高の年になるのが確定。バチェラーガールもまだ募集しているし、知り合いで行ける人は参加して欲しい。妻も参加したいという意欲があり募集要項を調べていたが、既婚者の参加は不可との事でかなりガッカリして泣いていた。

仕事納め。正確には大掃除がまだ残ってはいるが通常業務はこの日まで。だからと言って真面目に働くでもなく死んだ目で定時が来るのを待って何の躊躇もなく実家に向かう。

甥の7歳の誕生日なので両親と弟家族とでお祝いをした。手巻き寿司と蟹。おぼっちゃまなので毎年豪華でいち早く正月感を味わえてありがたい限りでおます。

その後、興に乗った私は、妻がいないのをいい事に、そしてフライヤーを配るついでにモーニンググローリーに飲みに行く。店に入ると知り合いがたまたま座っていたので、世間話から映画の話をベラベラと浴びせかけて、しこたま飲んで帰った。年明け1月25日(金)にNの集落の和歌山ツアーの中日のライブがこの店であって、私も地元アクトとして参加します。どうぞよろしく。  


Posted by スギーリトルバード at 12:47Comments(0)日記

2018年12月26日

日本スギデミー大賞2018



大阪で観た二本の映画でちょうど120本になったので、キリが良いので2018年ベスト映画を発表します。2018年公開の作品ではなく、今年観た映画の中のベスト10。映画館、DVD、ネット配信、TV地上波放送、などなど全ての中から選びました。


1位 万引き家族
2位 デトロイト
3位 マイサンシャイン
4位 パターソン
5位 リメンバー・ミー
6位 ダラス・バイヤーズクラブ
7位 ドリーム
8位 勝手にふるえてろ
9位 自由が丘で
10位 ありがとう、トニ・エルドマン


「万引き家族」はダントツの1位。人生ベスト3級の素晴らしさ。映画館のスクリーンで観れたのも嬉しかった。

2〜7位は「デトロイト」と「パターソン」が頭一つ抜けてる気もするが、ほぼ同率。ジャンルが180度違うので、比べようにも比べられない。ダラス〜は、主役のキャラが最高に好きで、ある時期まで1位だった。

「マイサンシャイン」は観た直後というタイミングもあるけど、「フルートベール駅で」「デトロイト」等、(「ドリーム」もある側面ではここ)こういう系統のを今年は意識的に観たのでランクインさせた。色んな事を映画がキッカケでも知れて良かったと思う。今後もキッチリ観ていきたい。ここに書いた作品は、キツい問題を扱っているし、ちゃんと考えないといけない事だけど、笑えたり、ポップだったりする場面がちゃんとあって、説教臭くないところが好きです。

「リメンバー・ミー」「ドリーム」は誰が観ても好きな映画、誰にでも勧められる面白い映画そのもの。でもポップなだけでなく、細かいところまで行き届いたクオリティの凄い映画。


8〜10位も順位は関係なくミニシアター系?、小ぶりな映画で良かったのベスト3って感じ。中でも「勝手にふるえてろ」は本当に最高。今年は邦画はロクなのに当たらなかった印象。カメ止め、も観たがランクインするほどではなかった。めちゃくちゃ面白いけどね。ここは楽しい映画ばかり。いわゆる"楽しい"とは違うがシリアスでもない平熱くらいのちょうどいい映画。あと何度も観たくなるタイプ。


メモを見返すと、ランクインしていないのでかなりグッときてるのが沢山あった。それはランクイン組とジャンルが同じのが多くて、「同じ土俵ならあっちかな」くらいのモノで、面白い映画しか観ていない一年だったような気がしています。



続いて、音楽部門。


CERO「POLY LIFE MULTI SOUL」

井の頭レンジャーズ「SING!」

民謡クルセイダース「エコーズ・オブ・ジャパン」

VA 「Asian Meeting Recordings #1」

ロボ宙「SCRAPPIN」


音楽部門も今年に入ってCDで買ったもの。去年よりはたくさんCDを買った気がするが、1グッとくるものが10作品なかったのでベスト5にした。それと、自然と全部国産 (アジアン〜はアジア中の音楽家が入ってるがレーベルは日本なので)になりました。

「今年は基本的に、日本・同じ時代にいる現役アーティストのものを積極的に聴こう。」と決めていたからだと思う。洋楽や時代が古い音楽をあまり買わなかった。洋楽を買う時もなるべく現役のアーティストのもにした。なので次点にBRENDA NAVARRETE「MI MUNDO」 順位をつけるならCEROがぶっちぎりの1位で、後は順不同って感じ。

CEROは変拍子やポリなど複雑なリズムがあんなに前面に出てるのにポップで素晴らしいなと思う。あくまで歌モノという姿勢も個人的には好感度が高い。特典のDVDも狂ったように観たし、US音楽や現行ジャズの取り入れ方なども見事で、たくさん音楽を聴いている音楽が好きな人が作った音楽という印象です。

井の頭も民クルからも同じく音楽マニアのにおいがプンプンする。Asian 〜はアジアの前衛音楽が大集合でシリーズ化するなら追いかけたい。ロボ宙は教えられて聴いたので前情報がなかった分、グーっと刺さった。あとベテランが良い作品を出すと単純に嬉しい。


配信で聴いたもので良かった部門

サニーデイ・サービス「the City」
唾奇×Sweet William「Jasmine」
SILENT POETS「dawn」
Tom Misch「Beat Tape 2」
Frank Ocean「Blonde」

たくさん聴いたのでパッとアーティスト名とタイトルが浮かぶものを選びました。私の場合「憶えている」ということは"良かった"ということなので、この5つ。ヒップホップは配信されてるものでかなりチェックして全部ヒップホップでもいいぐらいだけど、その中でもベストという事で唾奇×SweetWilliamで。次点は呂布「Blur」

サニーデイは流石で、曽我部さん死期が近いんか!というほどの働きぶりで怖いくらい。

SILENT POETSは久々過ぎる(12年ぶり!)音源がここまで最高だと驚くばかりです。



あとはプレイリスト遊びなどもやったので、曲単位でよく聞いたものなどもあるが、そこまでやると収集つかないのでやめとておきます。


個人的にずっと現行の音楽にほとんど興味がなかったのが、現行の音楽の面白さ・楽しさがわかってきた1年という感想です。ヒップホップをたくさん聴くようになったのも大きいのかな、と思います。来年はもっとワールドワイドにいきたいです。ブラジル、アルゼンチン、中東系のジャズが面白そう。  


Posted by スギーリトルバード at 20:42Comments(0)

2018年12月25日

12月25日の記事

12.23(日)

夜更かしをしたせいで遅い目の起床。私が寝ている間に母親から妻に連絡があったようで、起きて身支度をして実家に向かう。両親が韓国旅行に行ってきたのでお土産があるという。私には薄毛に聞くシャンプー(高麗人参入り)、妻には化粧水、娘には服や靴、お菓子などを貰った。これで絶対に毛が生える。また髪を伸ばそうと思う。

前日、私がライブをしている間、娘は体調のせいか18時頃からずっと寝ていた様で風呂に入りそびれたそうだ。それで朝風呂に入るためにきさくの湯に行く。三連休の中日だというのに男湯は、私が湯から上がる寸前に1人のおじいさんが来るまで貸切だった。女湯は完全に貸切だったそうだ。冬の温泉がこんなんじゃマズいと余計な心配をしてみたものの、夏場は目の前の川が泳いだりBBQしたりとスポットでクソ混雑してるし、夏に一年分稼ぐんやろな、と一人で納得。

風呂から上がり実家に戻って、みんなで昼飯を食べた。その後、両親はカジノに出かけ、私たちは昼寝をした。年末恒例の妻の郷への帰省用のタイヤを買いに、最近できたイエローハットに出かけ、スタッドレスタイヤを購入した。噂に聞いていた通りの某知り合いが働いていて、話しかけてきたので付き合ったら絶妙に気まずい雑談になった。目を合わせなければよかった。それにしてもタイヤかタイアか悩みますよね。

夕飯は美咲という、これも最近知った"台湾家庭料理"と看板にある店に行った。日本人ではない方が料理を作っていたので、小籠包などを中心とした台湾ならではのものが多く、いわゆる中華料理とは違った味付けで面白かった。ただ、あの台湾独特のスパイス(八角?)の匂いはしなかった。日本向けにアレンジしたのかも知れない。後は、魯肉飯と牛肉麺と牡蠣のオムレツがあれば何も言う事がないが、こいつらは屋台料理で家庭料理ではないのかも知れないし、日本の食材では再現不可能なのかも知れない。

台湾飯を堪能して自宅に帰る。温泉以降ずっと眠かったのだが、家に帰った瞬間にスーパーヘビー級の睡魔に襲われ、イッテQまでもたず娘と共に一瞬で寝てしまった。



12.24(月)

一度も目覚めずに12時間近く眠り、妻と娘の里帰りの日の朝を迎える。高速バスに乗るために大阪に向かう。高速道路を走り順調に心斎橋に到着して駐車場に停める。目的地は梅田だが、安価で便利な駐車場を知らない。心斎橋から地下鉄に乗り梅田へ。娘は初めての電車。人の多さに圧倒されておとなしかった。

梅田到着後はすぐに昼ご飯を予約している店に向かう。キッズスペースを併設している、という事で選んだのだが、これが裏目に出た。娘はキッズスペースに行きたがるばかりで愚図る愚図る。飯も食べたがらないし、実際ほとんど手をつけなかった。それのせいで大人も食べられない。まともに食べられない飯も値段が高い上に不味い。この値段でこの味ならコンビニの弁当を買う方がマシ。同じ値段でもセブンイレブンにあるなら、そちらを選ぶ。さらに、同じような家族連れで混雑していて、子供がはしゃぐ声があちこちでして、とにかくまともに飯を食う状況ではなかった。娘は愛せるが、騒ぎまくる見知らぬガキなんか鬱陶しいだけだ。キッズスペースはキッズスペースで激混みで、軽い地獄を味わった。


私は飯にほとんど手をつけずゲッソリして疲れてムカムカして(こういうの本当に向いていない)店を後にし、高速バスターミナルに向かう。妻と娘と今生の別れをすませ、タワーレコードに行った。victoryというフォーキーなソウルシンガーのものを視聴してめちゃ心惹かれたが、結局は七尾旅人の新譜だけを買い、シネリーブル梅田に急ぐ。あとギターマガジンのトロピカルスウィンギンのCDも見つけてあれも心惹かれた。視聴できたら買ってたかも知れんが、でも今はキューバの気分じゃないから買わなかったかも。

スカイビルはクリスマスマーケットが開催されていて凄い人混みだった。クリスマスイヴのせいか、多過ぎる人混みに気分が悪くなった。人混みを本当にかき分けてシネリーブル梅田に到着。「マイサンシャイン」という映画を観る。クリスマスイヴにミニシアター系の映画を見ようとする人は、さすがに少ないらしく、ここは快適空間。

カウンターでチケットを購入する際にスタッフの男の子が新人なのか、研修中っぽくて女性スタッフと2人がかりで対応してくれた。男の子は緊張からか噛みまくりで、「マイサンシャイン、14時からしゃしゃしゃしゃーはスクリーン2番でしゃしゃしゃしゃー、メンバーズカードなどのしゃしゃしゃしゃー」という感じで何を言ってるのかわからなくて心の中で「焦らなくてもいいよー」と微笑ましく思っていたら、女性の先輩スタッフから「何、しゃしゃしゃしゃー、言うてんねん(ビシッ)」というツッコミが入り、声を出して笑ってしまった。

肝心の映画は素晴らしい作品で、エンドロール中に「"ググったらたまたま時間が合うのがこれやったー"みたいな軽い気持ちで観て本当にごめんなさい」という気持ちでいっぱいになった。しかし、こんな出会いも大事。

個人的に今年は「万引き家族」と「デトロイト」が最高に胸にきた映画で、完全にその両方のテーマと要素が詰まっている映画だった。監督の前作「裸足の季節」のような美しい映像や美しいシーンが時折入ったりして切なくて胸がぐーっと苦しくなった。この監督も子供の使い方が上手い系譜だね。あとハル・ベリーがめっちゃ綺麗。


シネリーブル梅田を後にして急いで難波のTOHOシネマズなんば別館に移動。当初はライブを観に行く予定だったが、「行きたいな」と思うライブやイベントが大阪中のあちこちでいくつもあって、どれにしようか悩み過ぎて全部やめた。それで、劇場公開終了ギリギリの「ヘレディタリー/継承」にした。スクリプトドクター三宅さんの言う"今世紀で1番怖いホラー映画"を劇場で体験しよう、と思ったのだ。映画館に着いてチケットを買うと、同じように思った人が沢山いたのかスクリーンはほぼほぼ満席だった。


フレッシュなホラー演出や、けっこうアレっぽいとかコレっぽいとかあったりの映画らしいのだが、ホラー映画初心者の私にわかった事も書ける事も何もない。伏線キッチリらしいが、それもピンとこなかった。ボヤッとしとるね、わし。

私にわかった事は"あらゆる角度でジワジワとずーっと不吉で嫌な感じのホームドラマの映画だった"という事。それとコクソンを観た時みたいな「なにこれ? ホラーなん? つーか、どこに着地すんの?」みたいな不安感がずーっとある。もしかしたら、それこそが"この映画を楽しんだ"という事かも知れない。たしかに、これだけジワジワ引っ張るのも演出力があってこそだな、とも思う。そこらへんは賢者に任せよう。あと、真っ暗で大音量の劇場で見ないと3割減くらいな気もする。サラウンドも必要な要素かな。とにかく映画館で体験できて良かったとは思う。真横とか後ろの方で嫌な音すんのよ。あとはホラー映画マナーをもう少し勉強してのぞめばよかった。

映画館ならではのシアター一期一会的に言うと、左隣に座っていた中学生か高校生の女子二人組が手と手を取り合って「ヒャー」とか「まだ終わらんの、これ?」とか「私、マジで帰りたい」「お腹痛くなってきた」とかヒソヒソと騒ぎながら観てたのが微笑ましかったし、右隣の大学生くらいの男子二人組は客電がついた瞬間に「やー、全然怖くなかったっしょ!」みたいな感じで、お互い変な映画知識のマウンティングの取り合いを始めた。シネフィルにボコボコにされそうな浅い感じやったけど、大学生くらいなら、わかった感じで色々言いたいよね。そんな感じで満席の映画館ならではの雰囲気を楽しめて面白かった。


飯でも食べて家に帰ろうと映画館を後にして駐車場に向かう。車を長堀駐車場に停めた時点で夕飯はインデアンカレー長堀店に決めていた。近年のスパイスカレーの店も美味いは美味いが、店によって好き好きが出てしまうので、安心を求めるならインデアンカレーだろう。絶対にいつでも美味い。世の中で"絶対"と言い切れるもののひとつ。

足早に夜のミナミを縦断し、インデアンカレーを目指し歩く。少し汗ばんできた頃に店に到着して、甘くて辛い最高のカレーを食した。「次はツウっぽくスパゲティを食べてみよう」と思うが、根の保守的なところが働いてしまってカレーにしてしまうのも毎度のこと。


それにしても、1人になると、タワレコ(中古レコード屋)、映画、カレーという17・18歳くらいから行動パターンに1つも変化がなくて、楽しいやら情けないやら絶妙な気持ちで自宅に帰った。
  


Posted by スギーリトルバード at 12:22Comments(0)日記

2018年12月23日

12月23日の記事


12.21(金)

冬至。私は果物全般が苦手。特に柑橘類がダメで近年はもう匂いですら苦手になってきた。ただ、季節ごとの風習は好きなので妻と娘には柚子湯を勧めて入ってもらった。風呂場がいい匂い(だと思う)だった。風習はその土地(日本)に生きているものの特権だと思っているし、私はそういうのが好きで割とやる。成人の証にバンジージャンプをしなければならないのなら喜んで飛ぶ。民俗学者とかになりたい。もっとちゃんと勉強すれば良かった。

「お父さん、お母さん、先生、こんな勉強をして一体なんの役に立つのでしょうか?」とかブルーハーツみたいな事を中学の時、ずっと真剣に考えていた。だけれどこの年齢になると、ちゃんと勉強して、やりたい事を調べて、その方向にちゃんと進んでいれば、今頃はこんな工場でサイコパスの見本の様な田中(仮名)さんにアゴで使われたりしなくて済んだはずだ、と思ったりする。まあ、それは遊んでばかりていて何も考えずにいた自分のせいなので、仕方がない。しかし、今の感覚のまま、もう一度、学校に通ってまじめに勉強して賢くなりたいとは思う。勉強の必要性もわかる。

風習といえばクリスマスもハロウィーンもすっかり日本のモノとして定着してきている。私は古臭い保守的な人間なの全面的に参加したりはしないが、若い世代にはノリではしゃいでドンドンと軽トラをひっくり返していって欲しいし、首相官邸に乗り込んだりして欲しい。時代は変わる。現在は誰も月代をしないのと同じ。


夜は、妻と娘とで後輩の家に出産祝いを持って行って、子供の顔を見せてもらった。産まれてわずか1ヶ月なので本当に小さかった。娘もこんなだったのか、と思うと時間が経つのはあっという間だ。今は歩くし、服や靴の趣味はあるし、言葉はまだ発せないが、こちらの言うことは理解するくらいにはなった。ゴーヤと子供の成長は早い。

お酒を飲みながら、出産の話を聞いたり、子育ての話をしたりして、なんとも平和な時間を過ごさせてもらった。帰り際に「持ってる事を忘れていて、また買っちゃってしまって 、2枚も必要ないので差し上げます」といってsteel an skin 「afro punk reggae(dub)」の12インチを出して来たので、お礼を言って遠慮なく貰った。ランタンパレードがTwitterで動画を貼り付けて勧めていて、ちょうど気になってたところだったのでタイミング的にもバッチリ過ぎたので歓喜の雄叫びをあげながら近所を走り回った。



12.22(土)


朝、またゴミ袋が破られていたし、小動物の足跡を確認したので確実に何かが我が家に侵入している。もう毒饅頭を仕込むしかない。決意した。脊髄反射で何にも考えんと命は大事とか言うなアホ。せめてビーガンになってから言え。俺はネズミの命より、娘の命の方が大事や。お前らの綺麗事がネズミの雑菌から守ってくれるんか。

気にはなりつつも定時までしっかりと労働をする。土曜の労働のお供はウィークエンドサンシャイン。キャンディスタントンとチャックベリーのクリスマスソングに痺れた。

「不毛な議論」もラジオクラウドで聞く。山里先生が虫垂炎で欠席。代打が相方のしずちゃんという事で面白そうだと思いダウンロード。「しくじり先生」もたまたま見ていたので、感慨深いものがありましたね。あと「メガネびいき」も聞いた。来週のダイナマイトエクスタシーが楽しみ。

定時になり、中指を立ててFワードを喚き散らしながらタイムカードを叩きつけ帰宅。風呂に入り、娘と束の間のコミュニケーションを取り、それからオールドタイムに向かう。三連休初日で渋滞するかと思ったが、それほどでもなく割とスムーズに到着。リハーサルの時間には間に合わなかったがセッティングをすませ、DJが良くて、すました顔でやり過ごしつつ耳はしっかり音楽を聴いたりShazamをしたりしながら気分良く本番を待つ。

謎にほとんど満席になり、我々Ska-ing Westのライブがスタート。チョイダブの人がレゲエ忘年会て言うてはりましたが、ほんまにそんな感じでワチャワチャしとる中で演奏しました。客席がえらい楽しそうだったので楽しかったです。個人的には、完全にシラフだったせいか妙に緊張していて、練習の時より安パイなフレーズを選んでしまい、我ながら"肝が小さいな"と思いました。あんま指も動いてなかったし、自己採点55点。まあそれでも楽しく2018年の音楽活動納めました。またレコーディングに戻ろうと思います。


体調が悪くて、久しぶりに会う人もようさんおったのに挨拶もせんとカッキンさんのボブマーリーバンドの途中で帰りました。

「帰宅してもすぐには寝れやんやろなー」とビールを飲みながらNetflixで「レスラー」を観てみた。完全に途中で寝るつもりで観たのに、最高で目バチバチになってしもて結局最後まで観てしもた。これやったらカッキンさんのバンド超絶良い感じやったし、ライブ最後までおったらよかった、と思ったけど、これこそほんまの後の祭り。  


Posted by スギーリトルバード at 02:39Comments(0)日記

2018年12月21日

12月21日の記事


12.19(水)


前日の小動物騒動から一夜明け、出勤時に色々と様子を見てみたが、さすがにもういなくて安心の心持ちで働いていたが、妻が言うには「ゴミ箱が荒らされている様な気がしてならない」らしい。そう言われれば、そう言う気もするが気のせいな気もしている。気にはしつつ労働に励んだ。

夜は、我らが神aka244君の家に行ってレコーディングした音源を聴いてもらい、ミックスや編集のアドバイスをもらったり、少しだけ触ってもらったりした。1人で延々と作業していると何が良くて何が悪いかもわからなくなるほど迷宮に入る事があって第三者の視点が必要になる。音源の話もそうだが、余計な話もたくさんして面白かった。そうなると、いつもの様に1人でベラベラと話すだけ話してしまって遅くまでお邪魔してしまった。申し訳ないでおます。



12.20(木)


今週はアトロクの月曜火曜とクマスがパートナーだったのでバチバチに楽しい。グラビア総選挙は最高で2回連続で聞いた。クマスだったので火曜を全部聞いたし、久しぶりのしまおさんも最高だった。マジでしまおさんを楽しめないのは残念過ぎる。このまま月火でやって欲しいくらいだ。そういえば月曜のスタジオライブの前野健太が最高だった。マエケンはずっと面白いけど、今の彼は前よりもかなり凄いところに来てる様な気がしてる。

YouTubeでちょいちょいチェックしていた程度だったDirty Projectorsの2017年のアルバムをまともにちゃんと聴いたら驚くほど好みだった。ヒップホップ、R&Bへのバント側からの回答という印象だったが、それはうまく言葉にできていないと思う。ただほんとうに面白い音楽で最高だ。


夜はSka-ing Westのスタジオ練習。土曜日のライブに向けての最終調整で熱心に練習した。だいぶ良い感じに仕上がってきた気はするが、私の役割の部分は納得のいく感じではないので自宅練習せなあかん。それもあと一日しかないからマジクソ必死でやってから本番に臨みたいと思う。

22日土曜日20時から和歌山市オールドタイムです。  


Posted by スギーリトルバード at 02:02Comments(0)日記

2018年12月20日

12月20日の記事

12.17(月)


温泉と飲酒の効果で健やかなる目覚め。快適生活!と叫びながら原付を飛ばして元気に出勤するも工場に到着すると気持ちが一気に萎えてきて、結局は嫌々ながらも労働に励んだ。

ライブの予定がある程度たまってきたので、告知をしようとページを作っているFacebookにログインしたら、前日の日曜日はオールドタイムで鈴木茂のライブの日だったのを知る。そういえば、かなり前にその情報を得ていたのだが、すっかり忘れていた。「気軽に行ける距離にレジェンドクラスのミュージシャンがあの規模のハコに来たのか」と思うと、見逃したのは勿体ない気もするが、まあたかだか音楽で、見逃したからと行って何かが損なわれるわけではない。私は家族とのかけがえのない楽しい時間を過ごしたのだ。


アトロクを聞こうと調べていたら金曜日のスタジオライブがゴーイングアンダーグラウンドだったのでタイムフリーで聴いてみる。先日、峯田の事を書いたが、同世代のそれ系?のバンドではゴーイングはわりと好きな方だった。スタジオライブはCDデビュー20周年との事で、ベスト盤のような懐かしさがこみ上げてくるセットリストだった。ライブには行かなかったが音源はどれもちょくちょく聴いていたので、初期の曲では一人暮らしの部屋とか思い出してセンチメンタルな気分になった。


妻が応募していた白浜アドベンチャーワールドのパンダの赤ちゃんの名前総選挙の投票結果が出た。最終選考の4候補の段階まで妻の応募した名前(被ってる人もたくさんいたと思われる)が残っていたので、選挙活動さながらの根回しをしたのにも関わらず、妻の応募ネームは選考から漏れてしまった。妻が落ち込んでしまって、泣いてばかりで塞ぎ込んでしまいましたが、ご協力いただいた皆さんありがとうございました。あんなセンスのない名前にした白浜アドベンチャーワールドには二度と行かないと思います。もしかしたらアベが裏で手を回したんかも知れんんな。白浜やから二階かも知れんけど。あいつらやったらあり得る話やでな。




12.18(火)


出勤する時、玄関にパン屑が落ちていて「夜、目を離した時に娘が遊んで置いていったものかな?」と思いながらゴミ箱に捨て、それから出勤した。

午前の労働中にiPhoneが鳴り、画面を見ると妻からのLINEで「猫か何か動物が家の中にいるかも!?」と書いてある。そして食パンの袋や台所に置いていた皿が荒らされている画像が続けて送られてきた。おそらく玄関のパン屑もそうだろう。我が家の隣の家は猫を何匹か飼っているし、以前ガレージに入り込んで一晩中ミャーミャー鳴き続けられて困った事があったので、この件も可能性が無い話ではない。妻が家中くまなく探したらしいが、見つからないし形跡もなかったみたいだ。私も昼休みに家に戻り、ザッと確認したが生き物の気配は何もなかった。玄関も窓も網戸も閉まったままなのにどこから侵入したのだろうか。全く不思議な出来事だ。私は脳味噌のどこかが破損している人間なので、動物を愛でる気持ちが1ミリもわかない。写真やテレビで見る分には問題ないが、実物は嫌いで苦手で近寄りたくもないので、我が家に何か動物が出入りしていると考えると不快だし不愉快なので、今後の対策に毒饅頭でも用意しようと思う。


夜はレコーディングした音源の編集やミックス作業を完成にむけて本格的にしようと計画していたのだが、またもや布団の魔力に負けてしまって娘と共に朝まで一気に寝てしまった。月曜の夜も同じことを考えていたが負けた。今週もすでに二連敗している。もっと毎日を充実させたい。

よく考えると、私の今までの人生でこんなにも睡眠時間を長く取っていた時期はない。なので心身共にかつてないほど健康だ。年齢のせいか風邪はひきやすくなったものの、その他の余計な心配がなくなった。娘が産まれて以降は教科書の様な早寝早起きの生活リズムだ。

それに加えて寝る事に抵抗がなくなってきた。以前はとにかく労働時間と睡眠時間が勿体無いとしか考えていなくて、起きている時間が長ければ、それだけ遊びたい事やりたい事ができると思っていたし、妙な焦りのようなものを感じていた気がする。今も毎日を充実させたい気持ちはたくさんあるが、飯を食い風呂に入り、そのまま寝てしまって、ただ生活しているだけの一日になったとしても以前感じていた様な後悔みたいな気持ちにはならない。気持ちの切り替えがうまくできているのか、余裕ができたのか、自分ではよくわからないが、悪くない気分だ。  


Posted by スギーリトルバード at 01:07Comments(0)日記

2018年12月18日

12月18日の記事

12.16(日)

モーニンググローリーから帰った後、飲み足りなくて、3時近くだったが家でもう少し飲んだ。肴は「SWITCHインタビュー達人達」の峯田和伸×矢部太郎の回。私は、彼が出てきた頃、こういう類の音楽とこういう音楽を宗教的に信じている人間を最も敬遠していたので、ゴイステも銀杏もまともに聞いた事がない。勿論ライブも観たことはないが、峯田和伸は好きで、映画やテレビのものはほぼ全て観ているはずだし、かつてのブログは全部チェックしていた。"現実にこんな漫画みたいな人間がいるのか"と思って、人間として興味がある。さらけ出し方とか意識的ではあるとは思うが、他にいないからね。面白いよね。そして、この対談がめちゃくちゃ良くて、酔いも手伝ってか感動してボロボロに泣いた。その後も感動がなかなかおさまらず明け方に泣き疲れて寝た。


娘がすんごく早く起きたため、ほとんど寝れずに私も起きた。そして出かける準備をして実家にむかう。先週の実家での夕飯時、両親が妻に向かって「串本の伊勢海老丼、食べさせたろかー!!」と叫んでいた。妻の答えは勿論イエス、アイ ウォント トゥ イート、イット。それで皆で串本に行くことになった。

目指すは樫野釣公園レストラン。父親曰く、「有名は有名だが、そこまでは知られていない穴場」。 父親が運転してくれたので、優雅に後ろの席で南紀の美しい海岸を眺めていたら、あっという間に串本に着いた。

ほんの何年か前までは、串本やそれより向こうは"同じ県内なのに遠い土地"や"文化圏が違う"イメージがあって下道を延々と走って知らない土地に遠出する感覚があったが、すさみまでバイパスが伸びてからは全然時間がかからなくなったし、最近は以前より勝浦や南の方に行く機会も増えたし、慣れもあるのかも知れないが「気軽に行きやすくなったな」と思う。

しかし「この道は自民党の二階の力もあるのか」と思うと本当に悔しくてやりきれない。自民党をぶっ潰して、二階のくさい息のかかった阪和道もぶっ潰したい。私達の清らかなる生活は本当は42号線だけあればなんとかなるはずだ。とにかく和歌山は"二階の利権まみれの悪質な土地だ"と私と私の同士達は思っているし、実際にその印象はどうしても拭えない。それもこれも全部アベのせい。


昼前に樫野釣公園レストランに着いた。私達の前に2組ほど客がいただけだったので余裕で着席して、注文を終え、伊勢海老丼がサーブされた頃から、次々と客が入ってきて、気づけばあっという間に満席も満席だった。肝心の丼はというと、ブリンブリンの伊勢海老の天ぷらがドーンと乗っていて景気の良い丼だった。肉厚だし海老好きならたまらんモノがあると思う。ミソをちゅうちゅうしながら日本酒が飲みたくなる。私は味噌汁がもんのすごく美味いと思った。海老が丸ごと入っていて出汁も効いてるし、汁椀と丼の大きさを交換したいぐらいだった。それとこの時期に伊勢海老なんか食べると正月感が出て、めでたい気分になれた。ただ値段が値段で、そんなにしょっちゅう食べれるものでもない。私はもういい年齢だが、両親のスネをかじる事に遠慮がないので勿論ご馳走してもらった。


串本行きが決まって、色々とググったりした時に出てきたTSUBAKI COFFEEというカフェーに行きたくて、移動してもらい食後の珈琲を飲んだ。倉庫を改装したやたらと洒落た店で「ここはサンフランシスコにあっても違和感がない格好いいカフェーですな」と思いながら堂々とした態度で珈琲をすすった。私は自意識が過剰なので、洒落た店に行くと田舎者だと思われないように、必要以上に堂々とした態度を取る事にしている。一杯一杯丁寧に入れているので時間はかかるが、味の濃い美味い好みの珈琲が飲めた。海老の余韻も完全に消えた。近くにきたらまた寄ってみようと思う。こちらも若者を中心に満席で大人気店だった。


当初の計画では、妻が好きな露天風呂が大きな渡瀬温泉に行くつもりだったのだが、カーナビにポチポチと入力すると、思っていたコースではなく、しかも距離も時間もかなりかかるので余裕の計画変更。同じルートを戻り、日置川の「リヴァージュ・スパひきがわ」に行く。前から何度か来ていて、ヌルヌルした泉質の好みのお湯で、そのわりに人があまりいなくて、9割ジジイしかいないこれこそホンマの穴場。バッチリ温泉をキメて帰路につこうとした時に母親が「お風呂入ったらお腹減ってきたな」と大学生の様な事を言い出した。伊勢海老食べてからそんなに時間経ってまへんで、お母さん。でもまあ食欲があって食べられるというのは健康な証拠ですわ。長生きして下さい。それで田辺のくら寿司に寄って、ビールを飲んだり、横滑りする寿司を食べたり眺めたりして御坊に帰った。

自宅に戻って、一息ついていると、娘も寝たのでゆっくりマッコリを飲みながらテレビでも見ていると「シン・ゴジラ」が始まったので、見ていた。映画館を含めなんやかんや5・6回くらい見たが、まだ面白い。というか、何度も見る方がこの映画は面白い。現実世界での政治家の頭の悪さが年々あからさまになってきているので「もう皮肉や嫌味でもなくて、ほとんどドキュメンタリーなんじゃないのか」と思うようになった。有事の際には、どんくさいお上に我々は殺されるのだな、とかボンヤリ考えながら見ていたら、終盤で、昼からボチボチとではあるがずっと飲んでるのでさすがに酔いが回ってきて華麗なる気絶をかました。  


Posted by スギーリトルバード at 12:35Comments(0)日記

2018年12月16日

12月16日の記事

12.14(金)


オーディナリーミュージックをタイムフリーで聴いた。いつもはゲストの1時間分の選曲を楽しむ番組だが、今回は曽我部恵一さんのスタジオライブだった。そして、これが凄まじく良くて、見習いたい事しかないお手本の様な弾き語りだった。セットリストも私の好きなソロの初期の頃の曲が多くて本当に震えた。録音して作品にして欲しかった。

番組のお決まり(プロモーション?)で、ゲストがミュージシャンの場合は、その人の最新曲が一曲だけ必ず流れる。なので、この日も曽我部恵一の最新作からの曲が最初に流れたが、噂通りマジのヒップホップで、ラップはそこそこ(当たり前か)やけど、トラックがヤバい。(菊地成孔と大谷能生のジャズドミニスターズがいるが、まあそこは置いといて)このキャリアでまだこんな名(迷)曲を作れるとは本当に恐ろしいですよ。ベテランにこんな事されたら日本中のミュージシャンが震えたのではないかと思う。早くアルバム買わないとあかん。セカンドプレス早よ。


労働中、帰る時間が見えてきた頃から「夜はレコーディングをしよう」と意気込んでいた。マイク録りをしたかったので「娘には早く寝てもらおう」と思い、ほとんどしない家事を手伝ったり、夕飯時のアルコールも缶一本に抑えたりして順調に準備ができ、後は娘が寝るのを待つのみ。しかし、こんな時に限って寝ない。

私と妻と3人で布団に入り"隣で寝たフリ"をすると、かなり高い確率で娘は寝る。しかし、私もそのまま一緒に寝てしまう確率もかなり高くて、この作戦は諸刃の剣だ。今週はこのパターンで朝まで寝てしまって平日の夜は何もしていない。働いて飯を食べて寝て、ただ生きていただけだ。だから「今夜こそは!!」と思っていたが、この時期の布団の暖かさに負け、娘よりも早く寝てしまった。毎日を充実させるのは難しい。


12.15(土)

娘の保育園のクリスマス会という名の発表会だった。参加するプログラムは1つだけで、ダンス。妻と娘は比較的早く起きて朝食や着替えたりしていたが、私はギリギリまで寝てしまった。自分が思っているよりも疲れていたのかも知れない。

なんとか起きて準備して会場に向かう。少しだけ早い目に着いたので席を確保する。軽く話すようになった同じクラスのお父さんと雑談したりしているとクリスマス会が始まった。そして娘の出番は2番。先日なんとか妻を口説き落として買ったiPadで録画する。他の父兄をぶっ飛ばして最前列を陣取った。"私の娘が1番可愛い"という気持ちを隠して"みんながんばれ"という態度で応援しながら必死で動画撮影に励んだ。おかげで踊る我が子を肉眼で見ることができなかったが、iPadの画面越しの娘は今のところ近畿で1番可愛い。

眠いのと集中力が切れてきたのでクリスマス会を途中退席した。少し寝かせた後、義妹が韓国旅行をしてきたらしく、お土産をくれる、と連絡をくれたので弟の家に行く。ちゃっと用だけ済ませるのかと思ったが、妻と義妹は同い年という事もあってか仲が良く、話が盛り上がっていたし、甥や姪も娘と遊びたがっていたし、夕方までずっといた。私は皆がワーワーと遊ぶ中、コタツで昼寝をした。コタツの魅力と魔力は恐ろしいものがある。


夜は久しぶりに料理をした。冷蔵庫の余り物でパスタを作る。私の余り物で作るパスタは売るほど美味い。というかこの辺の飲食店で出るパスタよりも絶対に美味い。なので私は外食のパスタで満足することはほとんどない。俺は市販のありきたりな食材でこれだけいけるんやから、それなりの食材使ってやってるお前らはもっと頑張れよ。


それでテンションが上がりレコーディング作業をした。娘はクリスマス会と甥と姪のスパルタで疲れ果てて寝た。順調に作業は進み、全体としても録音するパートはほぼほぼ終わった。あとはポストプロダクションを残すのみ。ある意味ではここからが本番だし、私は音源の場合は、録音の事よりも、こちらの作業の方で気を使うし神経質になってしまう。私の音楽はある意味ではポストロックなのだ。ライブの場合はドーンとその場の空気で「何とでもなれー!!」とやれるが、音源は神経を使う。それが醍醐味でもあるが、ストレスも大きくて、レコーディングはいつもアンビバレントな気持ちになる。

キリがいいところまで作業ができたので、打ち上げたい気分になり、まあまあ夜中だったがモーニンググローリーに行って3・4杯飲みながら所用と音楽と映画の話を一方的にマスターに浴びせかけ、こちらだけが満足して帰った。  


Posted by スギーリトルバード at 15:29Comments(0)日記