2018年12月30日
12月30日の記事
12.28(金)
調子に乗って飲んだせいで二日酔いのフラフラの状態で、午前中は工場の大掃除。これにて本年の労働は終了。ニコニコと帰宅して荷造りをして食事をすませ、一足先に鳥取に里帰りしている妻と娘の元に向かう。
いつも混む宝塚もなんなく通過して、特に渋滞もなく順調に高速道路を進んでいたが、岡山県と鳥取県の境目くらいの山間のトンネルを抜けるといきなり物凄い積雪、さらに吹雪いてきた。 「川端康成かよ!そしてレヴェナントかよ!」と叫びながら車をゆっくりと慎重に走らせた。
命からがら鳥取市内に入ると嘘のように雪がなくなって妻の実家に到着。娘と涙の再会をすませ、義母からアルコールや晩御飯など至れり尽くせりのサービスを受け、運転の疲れもあり早い時間に気分良く就寝。
12.29(土)
連日の寝不足と前日の疲れでかなり遅くまで寝る。起きて窓の外を見ると雪、雪、雪。白銀の世界。歩くと足が埋まるくらいの積雪でヒャーヒャー言いながら騒いでると、義父や妻は「これぐらいじゃあ…」という感じでこちらを見ていた。だけれど和歌山生まれの私には相変わらず新鮮な風景で、娘も長靴を履いて一緒に遊びまわった。
昼飯をみんなで食べて、私達家族は少し山奥の温泉を目指す。妻が温泉好きの私のために調べていてくれていたらしい。かなり山奥にあるみたいでどんどんと雪が多くなる。漫画や「デンデラ」という映画か日本画のような山間の雪景色で「こんなところで車が止まったら確実に1時間で死ぬな」と思いながら車を走らせる。そして湯谷温泉に到着すると、なんと休業! ネットの情報と違っていた。何を言っても仕方がないので簡単に諦めて鳥取市内に戻り、スーパー銭湯的な温泉施設「ぽかぽか温泉」を楽しんだ。私は来る度に来ているし慣れているので逆に良かったかも知れない。しかし湯谷はかなりいい雰囲気だったのでリベンジしようと思う。あの雪景色で露天なんか絵に描いたようなものに決まってる。私はとにかく、つげ義春「貧困旅行記」に出てきそうな湯が大好物なのだ。
風呂から上がって、温泉と同じ敷地内にあるブックオフを物色。カエターノ・ヴェローゾ「ノイチス・ド・ノルチ」とエッソトリニダードスティールバンドのCDと「水木しげるの遠野物語」を安価でゲットして妻の実家に戻る。娘と一緒に昼寝をした。
夜は妻が同窓会に出かけた。会場が駅前の繁華街だったので私も一緒に出かけ、同窓会の間、一人行動を楽しんだ。まず"鳥取と言えば"のボルゾイレコードに寄り、商品をいくつか視聴させてもらいながら雑談してOLD DAYS TAILORのCDを購入。オーナーにオススメの居酒屋も教えてもらい、挨拶をして「また来年」と言って店を後にした。晩飯がてら勧められた「ひょっと子」という店に向かったが満席。ここもカウンターだけの昭和感のあるいい雰囲気だった。
仕方がないのでグーグル先生で調べると、駅の本当の目の前に立ち飲み屋があるというので向かう。大阪・京橋にあるような10人も入ればパンパン!という感じの立ち飲み屋で入ると、常連と出張組が和気藹々と一杯やっていたので良い雰囲気だった。勧められた地酒を3杯飲んだところで妻から連絡があり合流。妻は娘を連れて行っていたのでかなり早い目の退散。しかし私も1人で黙々と飲んでいたせいか妙に酔いが回っていたので結果オーライ。それで私の初の鳥取駅前酒場紀行は終了した。
帰宅して家族3人で風呂に入り、義理の弟の部屋でPS4でバトルフィールドというゲームをプレイしてもらって見ながらビールを飲んでいると、義母の叫び声がした。なんだなんだ、と様子を見に行くと、洗濯して干していたら「私のズボンのポケットからiPhoneが出てきました」と言う。iPhoneはビッチャビチャのグッチョグチョ。私はショックでそのまま気絶してしまった。
Posted by スギーリトルバード at 16:04│Comments(0)
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