2018年12月10日

12月10日の記事

12.8(土)

連日、寝不足が続いているが体調はむしろ良い。二十歳くらいの時のようにショートスリーパーに戻りつつある。若い時ってどこまでも寝れるのだが、私は二十歳くらいの頃は眠れなかった。今から考えると、その時期は色々と考え過ぎていたり不安だったり精神が不安定だったのだと思う。行く所に行けば鬱病くらいの診断はしてもらえたのかも知れないが、そんな事は微塵も思いつかなかったので「活動時間が長い分いろんな事ができる」ぐらいに思っていたし、現在の様に気絶する程も酒は飲まなかったので、ひたすら毎日起きたていた。その内に自然と毎日ちゃんと寝るようになったので、その時期だけナーバスなのがきつかっただけで、本当は多分たいした事はなかったのだ。しかし、毎日ちゃんと眠れるってのは本当に健康な証拠だと思う。


健やかに午前中の労働をこなし帰宅。夜の白浜・我忘でのアストロノーツとのツーマンライブのための準備や身支度をする。思いつきで組んでもらったライブだが、本当に自分でも楽しみで、弾き語り対パンク、こんな組み合わせでのイベントを見逃した人は勿体無いと思う。

この日も妻と娘とでライブに参加したのだが、リハーサルのある夕方まで時間があったので田辺の喫茶ゴリラに寄った。新店舗になってからはゆっくりと伺えてなかったので、ちょうど良いタイミングだと思ったが、店に着くと大盛況でお店は忙しく、結局挨拶もそこそこになってしまった。2代目の趣味の良いセレクトの雑誌や本をチラチラと読みながら珈琲をいただいてリラックスした時間を過ごした。買い逃していたギターマガジンの「トロピカル・スウィンギン 楽園のギタリストたち vol.2」があったのには嬉しくて食い入る様に読んでしまった。娘が退屈してきたのでゴリラを後にして白浜にむかってドライブ。その間に娘は寝てしまった。

会場の我忘に到着。アストロノーツのユウスケ君もほぼ同時に来て世間話や何やらをしているとシモーネ氏もアニちゃんも順に集まってきた。2組ともしっかりとリハーサルをすませ、オンタイムで開場。私達も優秀だったが、和歌山時間が流れていない優秀なお客さんが多く、次々と集まって来てくれて開演予定の時間には、ほぼほぼ満席になった。

単純な思考の私は、それですっかりやる気がいつも以上に出て、危なく空回りするほどの熱での演奏をまずは私がぶちかます。調子に乗りたくなるほど好意的なお客さんで本当に楽しく演奏させてもらいました。持ち時間がたくさんあったのでアコギ、ガット、エレキと3本も使い分けて贅沢なセットリストが組めて、やりたい曲やなかなかやれないのまで、いっぱい歌って楽しかったです。CDも売れた。有り難い事しかなかった。


続くアストロノーツ。ご愛嬌な所は沢山あったけど、それも彼らの楽しさや魅力の一部で、それは"ライブを観ている"という事そのものだった。勢いだけに見えるかも知れないが、それは表面的なものでvo>シモーネ氏は詩人だし良い曲を作るし、コーラスワークや細かいアレンジもしてるし、ポップでパンクで良いバンドだと思う。娘も大音量を物ともせず両手を振り回して踊っていた。「音楽に片想いしてる。なかなか振り向いてはもらえないけれど…」というMCがあったが、恋は振り向いてもらえるまでが1番楽しいので、それならばシモーネ氏が1番音楽に向いているんじゃないかと思った。

終演後もワイワイと残ったお客さんや関係者で喋ったり飲んだりして、少し早い忘年会の様だった。友達がいなくなったので、私はもう忘年会や同窓会や鍋パーティーなどに誘われる事はないので、参加することもできない。だけど「ライブの打ち上げの様なものだが、これは考え様によっては忘年会だな」と思って大変に楽しい気分で飲酒をしたり、お喋りをしたりした。いつまでも続きそうな時間だったが、娘の限界がきたので帰ろうとした頃に、某ミュージシャン達がなだれ込んできた。酔っている雰囲気だったので、「どこかでライブして、その流れで二軒目に流れてきたのかな?」と思って挨拶したりしていたら、そのうちにライブが始まり何曲も演奏し始めた。演奏はとっても上手だし眼を見張るものだったが、通常営業時間になってはいたものの、まだ私達の打ち上げの雰囲気はあったので、その空気を邪魔してまでやるものではない、と感じた。「演奏は素晴らしいが、人間としては低いな」と思って一気に気持ちが冷めてさっさと帰った。でも、アストロノーツとのライブは本当の本当にとっても楽しいイベントだったので2年後くらいにまたやりたい。ソロの活動としてはこれが年内ラストだったので、良いライブ納めになった。



12.9(日)


いつも通りの時間に起床した。前日の夕方に寝て、さらにライブを観ていたので風呂に入りそびれていた娘を朝から風呂に入れる。そして準備をして妻が参加しているハンドメイド雑貨のサークルのイベントに出かける。

御坊市の図書館と紀州鉄道とサークルの共同企画で、紀伊御坊駅構内に「りんこう図書館」という名の図書コーナーを設けるというもので、妻達のサークルはその本棚や周りの飾り付け等を制作したらしい。それのお披露目のオープニングセレモニーが行われた。基本的に娘の子守りでついて行ったのだが、イベント内に"絵本の読み聞かせ"があり、妻も1冊読むというので、そのギター伴奏でついて行った。

娘がグズグズしたので予定より遅い目に到着したら、すでにサークルの皆さんが飾り付けや本棚の取り付けをすませていて、あとは式を行う時間を待つだけだった。それで式の段取りを確認して昼食を済ませたら、セレモニーが始まった。

図書館長と職員の挨拶と本棚設置の趣旨の説明があり、サークルの代表の挨拶があり、新聞の取材が入ったりして、思っていたよりも固いイベントだった。挨拶が終わると読み聞かせの時間になり、まずサークルのメンバーさんが読んだ。二番手が妻。私はバックグランドミュージックとしてガットギターを生演奏した。練習した甲斐もあって上手くいったと思う。妻も声が出ていた。騒がしかった観客のお子達もちゃんと静かに聴き入ってくれていた。ちなみに妻の選書は「くろうまブランキー」という悲しくも美しいクリスマスの絵本。堀内誠一の絵が素晴らしくて惚れ惚れします。

続いて図書館職員さんの読み聞かせがあり、それで「りんこう図書館」のオープニングセレモニーは終了した。た。「りんこう図書館」はペイフォワードというか、ブックツリーというか、そういう形式(1冊持って帰ると1冊置いて行く)を取っていて、行政が考えた割にはとても良い取組だと思うので、ブログを読んだ方も御坊に来る機会があれば是非、利用してみてはいいと思います。私にはいらない本が誰かには必要な場合がある。


セレモニー後はあっさり解散したので、ロマンシティや西松屋に行って娘の冬服を買ったりした。夕飯の約束をしていたので、実家に寄ってTHE MANZAIを見ながらビールを飲んだり夕飯を食べたり、娘が怪我するほど遊んだりした。


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Posted by スギーリトルバード at 12:31│Comments(0)日記
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