2018年12月07日

12月7日の記事

12.5(水)

私の安らぎの時間「たまむすび」の水曜日のオープニングトークが素晴らしかった。博多大吉先生のM-1の話は必聴。めちゃくちゃ良い話で、聞きながらマジで深く首を縦に振っていた。確かによくよく考えると審査席がホワイトウォッシュならぬ関西ウォッシュ気味になっていたのは否めない。大吉先生の漫才やお笑いへの愛の深さがよくわかるし"ちゃんと考える"ってこういう事だ。

それとは別に最近知った事(知ったというか目にした)だが、赤江珠緒さんにけっこうな温度でケチをつけている人がいた。「こんなチャームの塊の様な人にもアンチがいるんだな」と心底驚いた。それと同時に、今の世の中というのは驚異的に余裕がなくて皆がイライラしている人ばかりなんだな、とも思った。そりゃあ、どんな世界でも100%支持される人もモノもないけれど、気が短い人が多過ぎやしませんか。あの赤江珠緒さんに攻撃ですよ。"マイクを握ってお口でお仕事"のあの赤江さんですよ。末恐ろしい世の中になりましたなぁ。まあでも、悪口ってのは言ってる間は気持ちがいいものですからね。万能感もあるし、快感もあるし、完全に自分が正しい正義だと思えるし、幸福過ぎてやめられないですわな。

労働を終え、夕飯の後にロマンシティへ向かう。ジストシネマ御坊で「ボヘミアン・ラプソディ」を観るためである。前日に散々考えたおかげで「やはり観ておくべきだ」と判断した。"どんな映画でもほぼ貸切で観れる"で有名なジストシネマ御坊なのに、珍しくけっこうな人数がチケットカウンターに並んでいて、そのほとんどが「ボヘミアン・ラプソディ」の部屋に入って行った。

私はクイーンに思い入れが無いからなのかはわからないが、少し退屈する所はあったけれど、完走してみると普通にとても面白い映画だった。音楽映画だし劇場の大音量で鑑賞して良かったとも思った。熱狂する観客が出てブームがきているのもよくわかるし「クイーンファンだったら堪らないものがあるだろうな」と思った。私は映画評を聞いてからの鑑賞だったので、だいぶそっちに引っ張られた印象で観てたのだけれど、中盤以降からラストまでは普通に熱中していた。1人の男が、自分というものを見つけたり失ったり取り戻したりする普遍的なテーマの映画だった。そんなの面白いに決まってるじゃないか。


"映画用に史実が改編されてる"という批判も見かけたが、ライムスター宇多丸師匠も言ってたが、そんなものは映画のテーマや本質と何の関係もない事で、実際の作品を観ればわかる事だ。それでも史実通りがいいならガチのドキュメンタリーだけ見てりゃいい。どうせ毎度お馴染みのの映画通ぶりたいバカがSNSではしゃいだだけだろう。

エンドクレジットが終わり、客席の電気がついた瞬間、私の真後ろに座っていたおばさんグループの一人が立ち上がって拍手をした。そして「本物のコンサートに行ったみたいやったなぁ!」と興奮気味にグループの人に話しかけながら帰っていった。ものすごく良いものを見た気がして「シアター一期一会に投稿できるくらい良いエピソードだな」と思った。


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Posted by スギーリトルバード at 02:15│Comments(0)日記
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