2018年12月05日

12月5日の記事

12.3(月)

映画「友罪」を見終えた時にM-1グランプリの日だった事に気付いた。時間は2ラウンド目をやっているあたりだったと思う。熱心なお笑いファンではないが毎年の風物詩として楽しみにしているので録画はしていた。リアルタイムで見る楽しみはなくなったが「まあ、いいか」と思っていた。そうは言っても自分で見るまでは勿論、結果は知りたくない。そこからはネットニュースをはじめSNSまでの一切の情報を遮断していたのだが、しばらくして妻の携帯がブーンと鳴り、LINEか何かだと思って手に取ったその直後、妻が「あーっ!!」と叫んだ。ニュースアプリからの速報でiPhoneの通知画面には「M-1グランプリの優勝者が決定した」とのニュースと優勝者の名前が通知されていた。それで我が家のM-1グランプリを鑑賞する楽しみのほとんどが奪われた。「リアルタイムで見ていない方が悪い!」という意見は却下する。んなもんガソリンかけて燃やしちまえ。

私は基本的に工場では心を閉ざしていて、会話は極力控えめで、さらに誰とも目を合わせない様にしているのだが、朝出勤したら、とある若手に「M-1見ましたかー?」と聞かれたので、経緯を話したところ、彼もほとんど同じ様な体験をしたらしい。思わずハイタッチしてハグしてキスまでしてしまった。そうすると、そこからその若手に火がつきTwitterやその他のSNSで実況中継してくるバカを罵る。それからM-1とは関係のないTwitterなんかにいるバカの悪口がはじまり、この悪口の天才の私が引いてしまったほどの勢いだった。その彼があまりにイライラしていたので「ほどほどにSNSと距離を取ってみては?」と提案したのだが、SNSでだけで繋がっている人がいるし、ゲームなんかのチーム的な関係もあるし、知りたい情報は早いし、とにかく辞めたい気持ちはあるが離れられないそうだ。「大嫌い。でも愛してる」そんな感じなのかな、と途中から勝手に不倫かドロドロの恋愛に話を置き換えながら聞いていた。真剣に他人の話を聞けないので、私には友達がいない。


労働を終え自宅に帰り、夕飯を取りながら録画したM-1グランプリを見る。結果はわかっているが、どういう闘いだったかを知る楽しみはまだ残っている。全体的にレベルが高い、という印象が残った。レベルが高いから故の審査員の厳しいコメントが出て「そういうのは楽屋か打ち明けでやる内容じゃないか?」と思うようなものまであって興味深かった。私はゆっくりのペースでしっかりしたしゃべくり漫才が好きなので、優勝者の方の漫才は好みではなかったですが、あの大会を勝ち抜くというのは凄いことなので素直におめでとうと思います。見取り図が凄い、という声をたくさん目にしたが「世の中の人は伏線を回収する」という事が本当に好きで、それが凄いって事になってるんだな、と思いました。伏線を回収する漫才ならナイツの寿限無のやつの方が凄いし、もっと全体的に漫才として面白い。もしかしたら「カメラを止めるな」のブームがあったせいなのかも知れないし、それは邪推かも知れない。ただ、あの映画の凄いところはワンカットのシーンでも脚本の構造でも伏線の回収でもない。其々は1つの要素ではあるけども、それが全てではないのだ。もしそうだと思っているなら、勘違いしてるぞ、皆の者。






12.4(火)


暑かった。本当に12月なのか?と疑うほど、とにかく暑い一日だった。汗だくで労働をしたのだが、この日の労働を支えたのはElla Mai「Time」というミニアルバムとライムスター宇多丸師匠の「ボヘミアン・ラプソディ」の映画評。正直、クイーンは中学か高校の時にベスト盤を聴いたくらいでハマらなかったし、それ以降そのままで恥ずかしい事に今も全然詳しくない。なので、映画にも興味はなかったが、世間はこの盛り上がりだし、批評を聴いたら、この映画が公開している時期を逃してはいけない気がしてきた。(「ヘレディタリー/継承」もすげー見たい。) その時代を生きている人間がリアルタイムに起こっているカルチャーに反応しなければならない、という言葉の意味や重みが最近本当に身に染みてわかってきた。

そんな事を考え続けていたら労働が終わった。夕飯後、テラスハウスを見る。今回は展開が多くて面白かったが、私は今いる女子メンバーが本当に苦手で全員早く卒業すればいいとすら思っている。軽井沢編は来週で終わりでもいい。私は今いじめのターゲットにされている聡太君の事が好きなので、いつも面白いと思える山ちゃんとYOUのいじめコメントすら今は笑えない。怒りすら覚える。あれぐらいの人ならザラにいるし、女側の態度に言及しないのは卑怯だ。


本気なのかはわからないが昔知った石野卓球の座右の銘は「身の丈を知る」らしい。それに私は完全に同意したので、真似をして私も座右の銘を「自分の身の丈を知る」にしている。「自分の身の丈をわかっていない」という事が、どれだけ恥ずかしい事なのかが最近のメンバーでのテラスハウスを見ているとよくわかる。あれを恥ずかしげもなく全世界に発信しているのだから大した人達だとも思う。そういう大切な事にも気づかせてくれる。ただのリアリティショーではなく、学びが多い凄い番組だ。


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Posted by スギーリトルバード at 19:24│Comments(0)日記
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