2017年10月20日
薄毛のデスロード
先日のモーニンググローリーでの復帰ライブで、アドレナリンが出まくった上に、ウィスキーの勢いも手伝ったテンションのままライブが進み、最後の曲で
「ロックンロールは爆発だ!!」
と意気込んで、今年の春に貧乏なくせに大枚を叩いて買った愛器ギブソンJ45(2014年製)を、力任せで滅茶苦茶に弾いたり、叩いたり、マイクスタンドに擦り付けてみたり、と乱暴な扱いをした結果、演奏が終わるとボディがぱっくりと割れていました。顔面蒼白。
スギーリトルバードです。
高額な修理代に怯えています。
当ブログ「西瓜糖の日々の泡」をご覧の皆様、いかがお過ごしでしょうか?
本日も最後までリラックスしてお楽しみ下さい。
頭髪が抜けて仕方がない。
昔から、将来は薄くなりそうな気配がガンガンしていたのだが、去年あたりから追い込みが激しい。目に見えて薄くなりはじめている。ラストダンスは私に。
なので、それをごまかすためにバリカンで坊主にしたり、帽子で隠したりしてきたのだが、いつも同じ髪型にも飽きてきた。
なぜか育毛剤などを使用する気はない。
花粉症と同じでコップから水が溢れるのと同じで、タイムリミットが来たら、潔く禿げようと思うが、諦めきれない気持ちがある。
「潔く」と意気込んでいるものの、何となく恥ずかしい気持ちがあり、プライドが邪魔をして、頭髪の事には触れられたくはない。
サウナでよく会うおじさんがいて、その人は海原はるかと同じ髪型(方向性として、私は同じ)である。
が、実に堂々としている。
サウナでの、その立ち姿や振る舞いを見ていると、まだ禿げてもいないのに、頭髪の薄さを周りからどう見られているかばかり気にしている自分が恥ずかしい気持ちになる。
何度も何度も見かける内に、ある日、
「髪が薄くとも、自分のなりたい髪型にすればいいじゃないか。誰に何を遠慮しているのだ、俺は」
と思い、髪を伸ばしはじめた。
髪を伸ばすと、頭部前方の薄さが余計に目立つのだが、私はとにかく坊主以外の髪型でお洒落をしたい。
が、しかし、まだあれほどの勇気はまだ湧いてこない。
以前、大友良英と菊地成孔が薄毛対談と称してラジオ番組で、
「日本人の若手の薄毛ミュージシャンが売れに売れて、髪が薄くてもそこそこイケてるという風潮にならないか」
の様な事を2人で語っていて、私はそれを真に望んでいる。
トレンディエンジェルなんかじゃダメだ。
あいつらは普通に嫌いだ。
面白くない。
吾妻光良、アート・リンゼイ、ペニー・スーあたりが国民的な大ヒットをかます必要がある。
もしくはジム・ホール、ジョー・パスの爆発的再評価。
現役のみなさんは頑張って下さい。
それにしても、私の好きなギタリストはだいたい薄毛だな。
もしくは、その昔わが町の市政を牛耳っていた某先生の様に、その圧倒的な存在感・圧迫感で威圧していくか、である。
あの怖さ、面と向かうと緊張してしまう。
おそらく無邪気な小さな子供ですら「ハゲ」なんて口に出せないレベルであった。
私は、あの人が先生だと知るまでは、大物ヤクザだと思っていた。
あの高みを目指すのもいいかも知れない。
ちなみに、外国では禿頭はセクシーなぐらいで、薄毛を下に見る文化は、日本独自のものらしいぞ、お前ら。
https://youtu.be/HT2z7QnRid8
Posted by スギーリトルバード at 00:14│Comments(0)
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