2015年12月24日

スギーリトルバードのクリスマスストーリー

クリスマスになるといつも思い出す映画があります。


「ホームアローン」
1990年/アメリカ
監督 クリス・コロンバス


のっけから堂々と書いてしまいましたが、説明不要の知らない人はいないであろうマコーレー・カルキン主演の大ヒット映画。
先日テレビ放送されたものを見て「やはり素晴らしいな」と思ったからです。ファミリー向けのコメディとしても素晴らしいし、脚本も演出・伏線のはり方・回収の仕方など、とてもしっかりしているので何度も見ているのに大人になった今でもかなり楽しい。泥棒をやっつけるトラップの数々はどれも胸が躍ります。

それと、アニメ以外の実写映画で初めて映画館で見た作品です。両親に連れられて行きました。大きいスクリーンや音量や暗い空間にドキドキしながら見たのです。ポップコーンや少し大きい紙コップで飲むコカコーラも嬉しかった。今でも映画館は好きな場所の1つです。


もうひとつは、

「SMOKE」
1995年/アメリカ
監督 ウェイン・ワン
脚本/原作 ポール・オースター
原作「オーギーレンのクリスマス・ストーリー」

高校生くらいの頃に深夜のテレビで見ました。寝ようとしたが眠れずテレビをつけていたら流れていた映画で、ボーッと見ている内にドンドン映画に引き込まれて最後まで見た記憶があります。エンドロールが終わった頃には立って拍手していました。(ここはかなり脚色しています。)

とにかく、それ位ぼくにはフィットした映画でした。商業映画みたいなメインストリームのものぼかりでなく刺激的な映画を求めていた生意気な盛りの高校生のぼくにはもう大興奮で、翌日は学校で話をしまくったけど友達はだれも見ていなかった。誰かとこの感動を分かち合いたかったのだが、主役のやたらに渋いおじさんの俳優も他の出演者の名前もわからないし、途中から見たのでタイトルもわからない。見たままを説明するしかなかった。今の様にインターネットは身近なものではなかったので、これ以上どうしようもなかった。しばらく色んな人に話たが、結局、誰も知らなかった。

「寝ぼけてたのか、それとも夢だったたのかな」という様な気持ちのまま長い時間が経った。でも、いつもこの映画の事は頭の片隅にずっとあった。大学生になったある日レンタルビデオ屋で発見したのです。物凄く興奮しました。さっそくレンタルして見たところ、ストーリーも俳優もおぼえているままで、夢ではありませんでした。食い入るように何回も見て、作品名、監督、俳優、も全部おぼえた。レンタルしたVHSを返さずそのまま盗んでやろうか、と頭をよぎった位でした。後にも先にも、こんなに1つの映画の事を考えたことはありません。



こういう経緯もあり、両作品ともぼくの心にずっと残っているのです。






Posted by スギーリトルバード at 20:33│Comments(0)
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