2018年11月12日

11月12日の記事




11.10(土)

髪の根元の黒さが目立ってきたので、朝から髪を脱色しながらテレビを見た。それから妻と娘と3人で実家に移動、両親と昼飯を食べ、その後、義妹も加わりみんなで一緒に甥と姪が通う小学校(母校)の学習発表会を見に行った。三年生の姪は演劇、一年生の甥は歌と合奏をしていた。子供達の演奏する統制され切れていない音楽を聴くと「とても音楽的で美しいなぁ」と思う。よく出来た音楽は素晴らしいが、ただそれだけの事も多い。だけど、技術は大事。でも歪さも大事。

小学校の体育館がとても暑かったので、なにか冷たいものでも、と僕が昔少しだけ働いていたカッシー・デ・フルッティに妻と娘と3人でジェラートを食べに出かけた。店長と少し話をしてお茶をして一息ついてから帰宅し、ライブの荷物を用意して、妻と娘には涙の別れをして1人で和歌山市HUGへ向かった。





HUGに到着してリハーサルというか練習をさせてもらう。久しぶりのHUGはリニューアルしていて内装が随分と変わっていた。あの大きな台風のせいで店内がめちゃくちゃになったそうだ。そうこうしている内に、Nの集落ことンダ君も到着した。物凄く久しぶりに会うけど、そんな風に全然感じなくて、そのまま軽く談笑しているうちに開場の時間になった。ポツポツとお客さんが入ったところで、少し押してスタート。まずは僕の出番。反省点の多いライブをした。録音を聴いた限りでは、変に力んで張り切ってしまって、空回りしていたように思う。演奏もそうだが、ライブとして下手クソだった。まだこんな感じかと思うと心底悔しい。

そんな僕のライブとは正反対に、Nの集落のライブは素晴らしかった。演奏もMCも流れも最高で「ずっとずっと前の方を歩んでいて、もう決して追いつけはしないのだ。」と聞きながら思っていた。対決だ!と意気込んでいたのが恥ずかしい。完敗です。もう同じ土俵にはいない気もしている。本当に凄いアーティストになっている。それにしても僕は、自分を高く見積もる癖があるようなので、それは本当にやめたい。もっと練習していいライブができるようにしたい。それでもこんなライブになるなら、いっそもう音楽を諦めて、音楽活動をやめるべきかも知れない。




終演後は、悔しさをアルコールでごまかしながら、お馴染みさんとンダ君とで遅くまで、音楽の話やしょうもない話で(主に僕が)ワイワイと盛り上がった。BGMがお馴染みさんの持参したアナログで、スカ・ロックステディからフリージャズ、ノーウェイブ、インプロまで、楽しい選曲でお酒が進んでしまった。

お越しのみなさん、どうもありがとうございました。僕の次回ライブは11.27(火)和歌山OLD TIMEです。ンダ君、またいつかやれたら嬉しいです。






11.11(日)

打ち上げでたくさん酒を飲んだので車中泊をして車の中で朝を迎えた。HUG近くのスーパー銭湯ユーバスで朝風呂を浴びてさっぱりしてから御坊に帰る。たくさん飲んだのに、珍しく二日酔いも無しで驚いた。

自宅に戻り、少し休憩して、妻と娘とで有田川町ALECで行われている「えほんマルシェ」に向かった。到着すると、臨時駐車場もことごとく満車になるほどの盛況ぶりで大混雑していた。なんとか駐車して、会場に向かう。絵本作家のサイン会や読み聞かせがあるステージがあったり、たくさんの種類の飲食店や雑貨を売る店や本屋の出店などがあって見応えがあった。会場を少し見て回るともう昼時だったので昼食(マイソールのカレープレート、hanabeeのあいがけカレー)を取った。娘も会場中をひたすら歩き回っていて楽しそうだった。







えほんマルシェをひとしきり堪能した後は、海南市の一灯舎で行われている骨董市をのぞきに行った。名前だけは知っていたが、どういうスペースか気になっていたし、骨董市も面白そうだったのでちょうどよかった。しかし、骨董市で欲しいものはなかったが、1人だけレコードを出品している人がいて「ここまで来て何も買わずに手ぶらで帰るのもなぁ」という気持ちになったところだったので、その人のブースで笠井紀美子「マイラブ」とスティーヴィー・ワンダー「シークレット・ライフ」の2枚を掘り出して購入。ただ、そこの親父が、上から目線で講釈をたれてくるタイプの音楽好きで、しかもモノは割高でなかなかの失敗感がある買い物になり、「これやったら普通にレコード屋で買ったらよかったな」と思うような気持ちのいいものではなかった。(盤は綺麗やったけどね。)

スティーヴィー・ワンダーのヤツを手に取った時はグイグイとウンチクをかましてきたので大人しく聞いていたが、違和感のある話で怪しいものだったので調べたら、全然違った。嫌な音楽好きの上に嘘つきで本当に最悪だった。こんな風に、楽しい休日も尻すぼみになってしまったので帰宅した。


予定を詰め込んで出かけたので、疲れてしまったのか、妻がドラマを観ている隣でウトウトしていた。そのまま長く眠ってしまって、目が覚めると、もう夕飯が用意されていて、録画していた「カールおじさんと空飛ぶ家」を観ながら食べた。これが、めちゃくちゃ良い映画で、ピクサーは本当にクオリティが凄い。本当に何も知らない状態で初めて観たので冒頭の10分くらいのサイレント状態のシーンが、これぞ映画!という作りで唸ったし、そこだけじゃなくて全体的にも好きなテイストだった。一日の最後にいい気分になれてよかった。  


Posted by スギーリトルバード at 19:43Comments(0)日記