2018年01月18日

天神町のギター侍




言ってる事は正しいし、間違ってもいないと思う。その意見に賛同もできるけど、何だかムカムカしてくるのはどうしてなんだろう?スギーリトルバードです。

うっとおしいの代名詞こと「西瓜糖の日々の泡」ブログをご覧の皆様、いかがお過ごしてしょうか?

お気に入りのリカーと共に最後までリラックスしてお楽しみ下さい。私は先日の那智勝浦への道中、橋杭岩の道の駅で手に入れた「太平洋」という日本酒をいただきます。




昨年末の休暇は大晦日まで妻の郷に帰省していた。4日間毎日毎日ええもん飲ませてもろて、ええ肉やら鍋やら食べさせてもろて、さらには温泉にもつかったりさせてもろて、お義父さんとお義母さんに足むけて寝れません。ほんまのとこ。

毎日毎日ゴロゴロしてたら、半年かけて少しずつ減らした体重があっという間に元に戻り、それから元の体重より2kg増えた。正月太りの天才と呼んでほしい。5月の連休までに元に戻さないとまたさらに増えるだけの魔の連鎖がはじまってまうし、腰痛のためにも若作りのためにも痩せたい。切実。切迫。





温泉に行くための外出のついでに恒例のボルゾイレコードに顔を出したり、初めて行く邯鄲堂という古本屋やハードオフを物色したりして色々ええもん買おた。

妻の郷のハードオフは、楽器の品揃えがとても豊富。おそらく楽器に詳しい店員がいて、その分掘り出し物はない(むしろ高い。というか楽器屋平均の値がついている。)が、毎度の帰省の楽しみではある。

アリア製のマカフェリタイプのギターがあったので試奏させてもらおうか悩んでいると、僕の隣に顔つきも服装も北の国からの田中邦衛みたいなおじさんが立った。

そしてマカフェリの隣にあるギブソン、スーパージャンボ(25万円)をじっと見て、それから店員を呼び試奏を頼んだ。

何気なしに試奏の様子を眺めていたら、チューニングをしてGのコードをジャカジャンと3回ほどストロークすると「これ、買うわ」と店員に手渡した。

「マジかいや!」と思わず声に出てしまった僕と店員は目が合った。店員の表情も僕とほとんど同じだった。

そして「これも気になるから試させて。」とギブソンJ45を指差し、またしてもストロークをジャカジャカと3回ほどの試奏をして「これは音が若いな」と言いながら「でも欲しいな。18万か。どうしようかな…。」と独り言を言い、少しだけ思案した後で「今日は1本でええわいや。お兄ちゃん、勘定してやー。」とレジに向かった。

25万円のギターをあれだけの試奏で買う胆力、判断力、そしてあわよくばもう一本、という財力、さっそうとレジに現金を叩きつける力強さ。見た目に反して物凄いギターの達人かやり手の音楽家だったかも知れん。

(那智勝浦の奇跡、濱口さんもパッと見た感じは少しアレで、ステージ以外で何回か会った事があるけどギターを弾いていないと本当にアレな感じが物凄いからな。濱口さんだけじゃなくて中年ミュージシャン全般に言えるけど。)


しかし、久しぶりに外に出るといいものを見てお腹いっぱいになれるなぁ。スマホを捨てよ、街に出よう。

駅裏の不発弾騒ぎもむちゃ近くを通りかかってたしな。ありゃ驚いた。  


Posted by スギーリトルバード at 12:25Comments(0)日記