2017年07月21日

嬉しい事や悲しい事が待っている



忌野清志郎が死んだ時、私は何も思わなかった。

友人との旅行中で、その帰りの車中で友人の携帯電話に別の友人から連絡が入り、それで訃報を知った。その友人は涙目になっていた。私は「そうか。残念だね。」とつぶやいただけだった。



大滝詠一の訃報を知ったのはTwitterだった。

「デマかな」と思い、ぼんやりしているとテレビのニュース番組などでも流れ出して段々と現実味がわいてきたのをおぼえている。その後、友人に会ったら「ニュース番組を見ていたら泣いてしまい、妻に気持ち悪がられた」と話してくれた。私は「死因が冗談みたいで大滝詠一らしいな」というツイートにウンウン頷いただけだった。


どちらも尊敬しているミュージシャンで神様みたいな存在だったので、私も悲しかったが、みんなが感じるほどは悲しんではいなかった気がする。





日課である音楽サイトのニュースをチェックしていると、昨日と今日と続けて2人のミュージシャンの訃報を知った。

1人は京都の若いミュージシャン。

所属しているバンドのグループ名をなんとなく見たことがある程度で、音源やライブは勿論まったく知らない。某音楽ライターの追悼ブログも読んだ。



もう1人はアメリカの超有名バンドのボーカリスト。

私は好きではないが、私の世代には神様の様な存在であると思う。周囲にもこのバンドが好きな人がたくさんいる。今日は皆が追悼している事だろう。



私から遠いこの2人のミュージシャンの訃報がなぜかとても悲しかった。

下手すると涙が出そうなほど、心にズシンと重い何かが入り込んできた。

尊敬するミュージシャンの時よりも悲しかった。

理由はわからない。

人の心は不思議だな、と思った。  


Posted by スギーリトルバード at 23:14Comments(0)日記